5つの完全無料VPN比較!VPNを使うメリット

BUYMAで仕入れたい商品があるのに、その商品が見つからない。

ブランドサイトの海外版をチェックしたいのに、強制的に日本版に戻される。

そういう時に私が試しているのが、VPN接続でIPアドレスを海外版に切り替えるという方法です。

「そんなことをして危なくないのか」「違法ではないのか」など不安に思う方もいるようですが、日本では全く違法ではありません。

(トルクメニスタンや北朝鮮など違法とする国もあれば、政府の認めたVPNのみOKとしている国もあります。)

むしろ、VPNを通してネットに接続することのメリットは多いのです。

VPNは無料お試し期間はあっても有料のものの方が多いのですが、今回は完全に無料で使える5社を比較します。

この5社は、サイトで本拠地や暗号化の方法などを公開していて過去の疑惑などがないところに限りました。

また、ここでご紹介するのはあくまで無料分についてだということをご注意くださいね。

各社有料版になるとまた金額などの条件も変わってきます。

 

VPNってどういうもの?

無料VPNについてご紹介する前に、簡単にVPNについてお話しますね。

VPNは「Virtual Private Network」(バーチャル・プライベート・ネットワーク)の略語です。

プライベートなネットワークなわけですが、バーチャルなので物理的なものではありません。

自分専用の回路を作ったかのように、他のサイトなどにアクセスできる技術のことです。

具体的にはネットを使って何かにアクセスしようとする時、専用のサーバーを通すことです。

それによって以下の技術で自分の情報が守られます。

 

  • 情報のやり取りが直接になるよう専用の回線を仮想的につくる「トンネリング」
  • 通信内容を暗号にする「カプセル化」

また、この専用のサーバーが例えばイタリアの場合、イタリアのIPアドレスになります。

 

ただ、VPNにもいくつか種類があります。

今回は最も身近で手軽な「インターネットVPN」についてお話しします。

ネット上で契約すれば簡単に使える類のVPNです。

 

VPNのメリットって何?

ということで、技術は分かりましたが、問題はそれがどんな役に立つのかってことですよね。

実はメリットだらけです!

  1. セキュリティが向上する
  2. プライバシーが守られる
  3. IPアドレスが変わるので、その国にいるのと同じようにネットが使える

 

セキュリティの向上とプライバシーの保護

 

「セキュリティの向上」と「プライバシーが守られること」は重なってはいますが、言いたいことは少し違います。

セキュリティが向上するとどうなるかというと、悪意を持って情報を奪い、それを元にお金を奪ったりしようとする第三者から身を守る力が強くなります。

街中のFree Wi-Fiを使いたい時なんかには特に安心ですよね。

そして、セキュリティが向上すると情報漏洩などの可能性が低くなるのでプライバシーも守られますが、そもそもIPアドレスがバレている状態(=普通にネットに接続している状態)だと色々なことが筒抜けなのです。

例えば閲覧したサイト、購入した物……。

やろうと思えばプロバイダはそれを知りえますし、もし権力者が検閲しようとすればできてしまいます。

そして、サイトは閲覧情報を収集して、マーケティングに利用しています。

一度何かを調べると、広告にやたらと同じようなものが並ぶことはよくありますよね。

しかし、VPNを使えば基本的にはそういうことができなくなります。

だからプライバシーが守られることになると言えます。

だって、人に知られたくない悩みについて検索することもあるじゃないですか……それを収集されるのはイヤかも

 

ちなみにノーログポリシーがあると、一応VPNで利用したサーバー上にも何も残らないことになります。

ただし、そこは提供元の信頼度や国の方針にもよるので100%ではありません。

プライバシーを守ると言っておきながら裏で情報を収集して売っているかも……。

なんて、調べてみて疑わしいと思うようなところのVPNは利用しない方が無難です。

 

国を跨いでネットが利用できる

 

そして最後に、経由したサーバーの国にいるのと同じようにネットが使える点について。

これは最初にBUYMAの在庫探しで使っているとお話しした通りです。

ネットでは世界中のものが見られるような気がしますが、実際には違います!

その国のIPアドレスを持っていないと見られないサイトはたくさんあります。

それを突破することができるので、検索の可能性が広がるんですね^^

世界的なサイトのサブスクを物価の安い国で契約するなんて裏技も……笑

 

無料VPN①  TunnelBear

 

TunnelBear特徴
  • 無料で利用できるのは月に2GBまで(500MBから増えました!)
  • 1アカウントで利用できるデバイスの数は無制限
  • ノーログポリシーあり
  • サーバーは47か国に対応

 

TunnelBearは私が最初に知った無料のVPNです。

カナダが拠点で、特徴は何といっても可愛いクマのキャラクター!

接続をオンオフするのも簡単で、クマがトンネルを掘って選択した国に行ってくれるので、視覚的にとても分かりやすいです。

ちなみにBUYMAの在庫探しだけなら、ケチりながらですが500MBでなんとかなっていました。

2GBになったのは嬉しい限りですね。

無料で利用できるサーバーが多いので、色々な国で在庫を探すのには最適です!

 

無料VPN②  ProtonVPN

ProtonVPN特徴
  • 無料で利用できるデータ量に制限なし
  • 1アカウントで利用できるデバイスの数は1台
  • ノーログポリシーあり
  • サーバーは3か国に対応

 

ProtonVPNはスイスに拠点を置いているので、プライバシーを守る点ではピカイチ!

というのも、欧米諸国は政府が情報を引き渡すことを企業に義務付けている国も多いからです。

その点スイスは政治的にも中立で、法律的にも厳格にプライバシーを守っています。

また、無料で使えるサーバーは3か国で日本、アメリカ、オランダです。

サーバーは物理的に近くにある方が速度が出るので、日本を選択できるのはその点でも良いですね。

無料だと有料より速度は落ちますが、データが無制限なので利用方法によってはかなり使えます。

 

無料VPN③  HIDEme

HIDEme特徴
  • 無料で利用できるのは月に10GBまで
  • 1アカウントで利用できるデバイスの数は1台
  • ノーログポリシーあり
  • サーバーは8か国に対応

 

HIDEmeはマレーシアに拠点を置くVPNです。

サイトには無料で選択できるサーバーは5か国とありますが、実際にはもう少し多くて、

カナダ、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、スペイン、シンガポールの8か国です。

残念ながら日本が入っていないので、海外から日本のサイトを見たい!という時以外に使いましょう。

無料だとサポートナシ、または手薄になるところも多いのですが、こちらは「有料と同じ」いうのが頼もしいですね。

サイト内のチャットで質問してみましたが日本語OKで、その点も便利でした。

 

無料VPN④  Atlas VPN

Atlas VPN特徴
  • 無料で利用できるのは月に5GBまで
  • 1アカウントで利用できるデバイスの数は無制限
  • ノーログポリシーあり
  • サーバーは2か国に対応

 

Atlas VPNはアメリカが本拠地のVPNです。

アメリカは5Eyes(ファイブ・アイズ)の中心なので、そこをどう考えるかですね。

無料で利用できるサーバーはニューヨーク、ロサンゼルスとオランダのアムステルダムとなっています。

こちらも無料版では日本のサーバーが入っていないことに注意です。

※5Eyes

諜報活動で得た情報を分析・共有するアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの5か国からなる組織。

更に派生して9Eyesでデンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー、14Eyesでベルギー、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデンが加わっている。

 

無料VPN⑤  Windscribe

Windscribe特徴
  • 無料で利用できるのは月に10GBまで
  • 1アカウントで利用できるデバイスの数は無制限
  • ノーログポリシーあり
  • サーバーは11か国に対応

 

Windscribeはカナダが拠点のVPNなのですが、色々説明を読んでいるとユニークな印象を受けました。

利用規約に要約が載っているのもニヤリとしてしまいます。

同じくカナダのTunnelBearも社員がクマで表現されているページがあったから、楽しく仕事をするお国柄なのかも^^

無料で利用できる範囲としては、ここまで見た中ではバランス型と言えそうです。

ただ、やはり日本のサーバーは利用できません。

 

無料VPN番外編  VPN Gate

VPN Gate特徴

無料で利用できるデータ量に制限なし
1アカウントで利用できるデバイスの数は無制限
ノーログポリシーなし
サーバーは常に変動している

 

VPN Gateとは、筑波大学が2013年から研究の目的でサービスを提供しているVPNです。

有料版はなく、ユーザー登録もありません。

サーバーが常に変動しているのは、提供しているのが世界中のボランティアだからです。

ただ、このボランティアが、本当にボランティア精神のみで協力しているのかどうかわからないのがなんとも言えないところです。

ログもサーバーの管理者によって記録をするかしないかが決められるようです。

そこで公開されているのをチェックすると、ほとんどが「最低2週間保存」となっています。

サーバーが常に変動していること自体は他のVPNにはないとても面白い特徴なのですが、管理者の信頼が重要なVPNにおいてはちょっと心もとない感じがしますね。

でもこれはあくまで実験。

いつか日本のVPNに良い成果をもたらしてくれるのかもしれないと期待して、最後にご紹介しておきます。

 

まとめ

VPNを知ってしまうと、今までなんて無防備だったんだ……と考えさせられます(^^;

少なくともFree Wi-Fiに接続するのに丸腰はだめでしょ!という気になってきます。

だから、とりあえずVPNが無料で使えたら嬉しいですよね。

無料版を提供しているところは限られていますが、特徴を押さえて上手に利用してくださいね。

もし有料版の利用を考える時は金額だけで決めずに、信頼できそうかどうか、自分の目でチェックすることをおススメします。

 

さて、VPNも理解したし、さっそくBUYMAを始めて仕入れをしてみようかなという方はこちらから。

その前に、無在庫販売について知りたい方はこちらもお読みくださいね。

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