ECサイトでモノを売るためには、商品ページという入り口が必要ですよね。
もちろんBUYMAでも同じです。
しかし、商品ページを作ってみるとわかりますが、作成にはけっこう時間がかかります。
私は最初の1品を出品するのに1時間はかかっていました💦
では、みなさんどれくらい出品しているか実際に見回りしてみると……
1000件単位ですね!
BUYMAでは、一般的に最高5000件の出品ができます。
たまにそれ以上出品している方もいますが、これは特別扱いなのでとりあえず気にしなくて良いです。
戦略にもよるので、出品数が全然少なくて(100件ちょっととか)売り上げがスゴイ方々もいらっしゃるのですが、商品ページが多ければ多いほど売れる可能性は高くなりそうだと思えば、それなりの数を出品した方が良さそうですよね。
でも、この作業がイヤすぎて心折れるタイプの人っていると思います。
そもそも自分一人で2000件以上とか……出品している間に仕入先に商品がなくなりそう(^^;
そこで、心強いのが外注化です!
世の中にはこの作業が辛くなく、むしろ得意で好きだという人もいるのです。
お願いしない手はないかも
自分が不得意なことは、思い切って得意な人に任せましょう!
この記事の目次
外注化スタートに向けての考え方
自分で作業する分にはタダですが、外注するということはお金がかかります。
まだそんなに売れてもいないのに、外注なんてできるんだろうか?
利益が残らないくらい、外注費がかかったらどうしよう……。
そもそも誰にどうやって頼んだら良いの?
人を雇った経験なんてそうそう普通の人にはないので、外注化に興味はあっても、色々な不安が出てくるものです。
私は源泉徴収票をどうするのか?などの細かいことも引っかかっていました。
自分の労働を自分にしかできないことに集中させる
そこで、まずは考え方を変えましょう^^
最初の「自分で作業する分にはタダですが、外注するということはお金がかかります」は本当だと思いますか?
自分の労力を、タダと考えて良いのかどうかです。
出品作業は、実はパターン化してしまえば単純作業です。
自分の労力は単純作業じゃないところ、自分にしかできないところに費やして、利益を増やす方向にするのが良さそうですよね。
しかも、自分はひとりですが、作業してくれる人は同じ要領で複数雇うことができるわけですから、作業量は自分ひとりの時の何倍にでも、好きなように調節できるということです。
自分が得意ではないことを手離してよりよいショップを目指す
そして、あなたは出品作業が得意でしょうか?
得意ではないという場合は、シンプルに効率が良くなります。
それどころか、自分では思いつかなかったような素敵な画像加工や商品説明を加えてもらえる可能性が高いはずです。
そうなるとショップのレベルが上がることにもなりますよね。
ちなみに、自分が出品作業を得意だし好きだという場合の方が、出品作業を手離しにくいかもしれません。
でも、自分で出品できる分量には限界があります。
少ない出品で勝負していく戦略であれば自分で出品し続けていくのも良いと思いますが、振り返ってみて自分の戦略はそれに当てはまっていますか?
人に任せると、自分が作業するよりやや質が下がるかもしれません。
しかし、数の限界を突破していくにはある程度の質で手を打つという考え方も必要なのです。
それに採用された方も、慣れていけばレベルが上がっていく可能性はけっこうあります。
完璧とは言えなくても入り口となる商品ページの数が増えるということは、ショップとしてより良い方向に向かっているのです。
ということで、私はできるだけ早く外注化を始めてしまって良いと思います!
始める前に不安に思っていたことは、だいたい全部たいしたことない問題だったんだなと感じるはずです。
外注化スタートのタイミング!条件をチェック
なるべく早く出品外注化を始めた方が良いとは言え、始めるにあたって最低限の条件はあります。
以下がその条件です。
当てはまるなら、すぐに出品外注化に向けて準備を開始してしまいましょう!
- 自分で出品をスムーズにできる
- リサーチして出品したい商品を、それなりのスピードでリスト化できる
自分で出品をスムーズにできる
1つ目の条件は、人に作業方法を伝えるためにも「自分で出品作業ができる」ということです。
出品作業と一口に言っても、出品ページの作り方はショップの方針などにより様々です。
単純に商品スペックを入力するということ以外の「ここをこうしたい」みたいなことは最終的に出品マニュアルに盛り込めるように、ある程度決めていきましょう。
自分の商品ページの型のようなものができてからだと、人にも頼みやすくなります。
リサーチして出品したい商品を、それなりのスピードでリスト化できる
2つ目の条件は、リサーチからリスト作成までのスピードに関することです。
このリストというのは、出品予定のものを記入して、外注さんと共有する表のことです。
これは1日に何品以上リストに追加できれば良いという類のものではありません。
結論、外注さんをお待たせしない、というのが正解です。
外注さんはやる気も能力もあるのに、こちらのリスト作成が遅くてお待たせしてしまい、そのせいでだんだん外注さんのやる気もなくなり、辞めてしまう……。
せっかく仕事を請け負ってくれる人と契約できたのに、こんな事態になるのは避けたいですよね。
だから、外注さんがやる気になった時にすぐに仕事ができる状態になっている、という環境を準備しましょう。
以上のことができるようなら、出品外注化のタイミングはもう来ています!
外注スタート時にかかる費用の実際
出品外注費の相場
誰もが心配になる外注費の件ですが、これはそれなりに相場があります。
年々少しずつ単価が上がっているものの、1件40円~70円というところです。
もし1件50円で契約したとすると、5000円は100件分ということになります。
出品外注費の実際
しかし、初心者の方と契約したとすればなおさらですが、最初は研修に時間がかかります。
それはそうですよね、私なんて1品に1時間もかかっていた作業です。
多分、すぐに月100件出品できるようにはなりません。
スムーズに出品ができるようになってやっと、外注さん1人につき5000~15000円くらいかかるといったイメージです。
経費として、思ったよりは高くないですよね?
BUYMAの場合、やみくもに出品数を増やすのはもちろんダメですが、売れる可能性のあるものの出品数をある程度増やしていくことで利益が生まれていくものでもあります。
だから現在まだ全く利益が出ていない状態だとしても、最初はなんとか外注費を捻出して軌道に乗せるのが良いと私は思います。
でも、もし本当に5000円も出費できないようなら、最初は外注化は諦めて、自分でどんどん出品です!
または、リサーチの精度をかなり高めて出品を少数精鋭にしていくのもアリですね。
有在庫商品を何度も売ることをメインにして、全て自分で管理していく方法なら外注化は必要ないとも言えます。
ただし、無在庫メインでやっていくなら、出品数は増やすのが推奨です。
どうして出品数を増やすのを推奨するの?
無在庫販売について、もう少し詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
出品外注さんの募集はクラウドソーシングサイトで!
クラウドソーシングサイトとは
よし!最低限の条件もクリアしているし、出品の外注化を始めてみよう!
という気持ちになったら、次にするべきことは募集です。
募集はクラウドソーシングサイトで行うのが一般的です。
これはお仕事をする人を募集したい企業や個人と、お仕事をしたい人を結んでくれるサイトです。
契約すると業務委託契約になるので、私が恐れていた源泉徴収票は必要ありません^^
クラウドワークスをはじめ、検索すると沢山のサイトがヒットします。
いくつか見てみて登録し、最終的に使いやすいところにしましょう。
全て確認したわけではありませんが、手数料(サイトの使用料)は応募者の報酬から差し引かれて支払われる仕組みになっています。
どのクラウドソーシングサイトを利用するのが良い?
相性などもある気がするので、最初から利用をひとつのサイトに絞ることはないと思います。
私も何が原因かはわかりませんが、サイトによっては募集までたどり着けなかったことが何度かありました。
原因を教えてくれるタイプのサイトだと募集の文面や条件など改善の余地があるのですが、教えてくれないサイトだと改善のしようがなくて募集を諦めるしかなくなります……。
しかし、私が諦めたサイトでBUYMA仲間が普通に募集して採用できた、なんてこともあります(^^;
ここであれこれ原因を考えても、あまり答えは出ないように思います。
- 問題なく募集できるところ
- 希望者が応募してくれるところ
そういうところが見つかるまでいくつかのサイトで募集して、やりやすいサイトを発見しましょう!
何度も募集していると閲覧数や検討者数が増え、その募集の評価が高くなって応募者が増えることもあるので、気長に募集していくことも有効だったりします。
出品外注募集に必須の2つのもの
さて、募集するにあたっては絶対に必要なものがあります。
この2点に関してはできるだけ丁寧に準備しましょう!
- 募集文
- 出品マニュアル
出品外注募集に必要なもの①募集文
まずは「募集文」がないと始まりません!
どうやって書いたら良いのかわからないうちは、同じような募集をしている人たちを参考にすると良いでしょう。
特にたくさんの募集が集まっている募集文には、何か応募者の心を揺さぶる要素があるはずですよね。
そのままパクるのはもちろんダメで、要素は参考にしつつも何か独自性を出していくことを目指しましょう!
他の人と同じような雰囲気だと埋もれてしまうのは、BUYMAでの商品の出品と似ています。
自分が応募してきてほしい人物像について盛り込みながら募集文を作ります。
出品外注募集に必要なもの②出品マニュアル
募集文にも「あり」と記載することになりますが、「出品マニュアル」も必須です。
- 知識ゼロの人でも読めば仕事が始められるように
- 商品ページが自分の思うクオリティを保てるように
マニュアルを整えておくと後であたふたしないで済みます。
研修の時も、マニュアルに沿っているかどうかをチェックするというのであれば、お互いにわかりやすいですよね。
また、
- 基本の仕事として何をどこまでしてもらうか
- プラスアルファの仕事はどういう内容で、いくらプラスになるのか
など、マニュアルにはお金のことも含めて記載しておくのがおススメです。
最初はなかった仕事が途中から増えると外注さんの負担感が増大しますが、あらかじめ仕事内容が増えることもあるとわかっていればなんということもないですし、むしろ金額的にプラスになるなら嬉しいと思ってくれるかもしれません。
ちなみに、マニュアルは動画で見たい人もいれば、画像付きの説明文で読みたい人もいます。
欲を言えば2種類あるとより良いですね!
最近は本を読まない人も多く、動画が好まれやすいという傾向はどうしてもあるようです。
でも動画だと一定の時間が必ず取られるし、もう一度確認したいことをピンポイントで探しにくいので、テキストベースのほうがマイペースに見られるということもあります。
ただ、どちらにしても、完璧なマニュアルを目指すといつまでたっても募集ができなくなります。
マニュアルは必要に応じて改変していくものであって完璧などないと思って、適度な所で妥協するバランス感覚も必要だったりします。
出品外注募集に面談は必要か
応募があったら、そのまま応募時のコメントだけで採用するか、それとも面談をするか……。
おそらく応募者によっては面倒に思う方もいて、それが応募のハードルを上げてしまうかも、という懸念もあるかと思います。
こちらとしても少なからず時間を使いますし、緊張もするし、できればやりたくないという考えもありますよね。
けれども、私は面談するのが良いと思うので必ずしています。
これも相性が重要だからです。
一緒に働くからには少なくとも、自分と無理なく気軽にコミュニケーションを取れる人が良いですよね。
そのうちは、複雑な仕事をお願いしたい時だって出てくるかもしれません。
しかし、中には自分とは話が通じにくいな、と感じるような人もいます。
また、性格的にルーズな人、人に失礼な言動をしても気にしない人、お金のことばかり気にする人などもいます。
とにかく、しっくりこない人を採用してしまうと、辛くなるのは自分です。
自分のチームに関わる人、まして出品外注さんは自分のアカウントに入ってもらう重要な人なのですから、一度顔を見て話して、文面だけではわからない色々な情報を入手しておくのは悪くないと思います。
雰囲気ってけっこう大事!
採用してさんざん研修して手をかけた後、あっさり辞められると徒労感がすごいです💦
そうならないためにも、どのような人か見極めてからの採用でも遅くはありません。
ZoomやSkypeなどの面談手段を整え、質問事項を決めておきましょう。
まとめ
外注化に関しては、本当に「餅は餅屋」。
得意な人に得意なことをしてもらうのは最高に効率が良いことです。
そうして人にお任せして捻出した時間を、リサーチ等、戦略を練る部分に使っていくのです。
まさに「時は金なり」。
なんだかことわざ多めになりましたが、それだけ王道の考え方にも適っているということだと思います。
個人が人を雇う……と思ってしまうと壁を感じますが、実際は業務委託契約という、もっとハードルの低いものです。
それに、一緒に仕事をしてくれる人がいる、というのは心強いもの。
リスト作成をしっかりやらなければ!と思えば気合いも入ります。
外注費を払っているんだから……と思えば気持ちも引き締まります。
出品作業が得意じゃないならなおさら、一歩を踏み出してくださいね。
もう、自分で出品する日々には戻れなくなりますよ^^