暗号資産の運用方法を比較!レンディングとステーキングの利回りとリスク

暗号資産について調べていると、必ず出てくる「レンディング」と「ステーキング」。

でも、実際にそれがどういうものか、どう使えばいいのか、わかりづらいところもあるんじゃないでしょうか?

この2つの方法、実はどちらも暗号資産を運用して、利益を得るための便利な手段なんです。

でも、利回りやリスクの違いがあったり、どちらが自分に合っているかって気になるところですよね。

今回は、レンディングとステーキングを比較して、それぞれの利回りやリスクをわかりやすく解説します!

どっちがいいの?って思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

レンディングとは?暗号資産を預けて利息を得る仕組み

 

レンディングとは?

 

暗号資産のレンディングとは、簡単に言うと「自分の持っている暗号資産を他人やプラットフォームに貸し出して、利息をもらう仕組み」です。

銀行にお金を預けて利息を得るイメージに近いですが、レンディングでは年利10%を超えるような高利回りが狙えることもあります。

最近は金利も上がってきましたが、銀行だとほぼ増えないのが当たり前だったので驚きですよね。

使っていない暗号資産を眠らせておくよりも、働かせて利回りを得るという考え方がレンディングの基本であり魅力です。

 

主なレンディングサービスと利率の目安

 

暗号資産レンディングでは、サービスごとに利率や条件が異なります。

以下は一例として、よく知られているサービスの特徴と一般的な利率の傾向です。

 

サービス名 想定利率(年利) 特徴
Binance(バイナンス) 数%〜6%程度 大手取引所によるセービング。フレキシブルや定期型が選べる。
Aave(アーベ) 5〜8%前後 分散型金融(DeFi)で実績のあるプラットフォーム。貸し手と借り手をマッチング。
Nexo(ネクソ) 6〜12%前後 トークン保有やステータスによって利率が変動。法定通貨への出金もスムーズ。
PBRレンディング 最大10%以上になる例も 独自キャンペーン等で高利率が提示されることがあるが、リスクもやや高め。

※上記の利率は参考目安です。

実際の利率は、暗号資産の種類・貸出期間・マーケット状況・各サービスのポリシーにより常に変動しています。

利用前には必ず各サービスの公式情報を確認するようにしてくださいね。

 

レンディングのリスクと注意点

 

利回りが高いということは、当然それだけリスクもあるということ。

例えば以下のような点には注意が必要です。

 

  • プラットフォームの破綻リスク:万が一の場合、資産が返ってこない可能性も
  • 資産ロックのリスク:一定期間引き出せないことがある
  • 通貨の価格変動リスク:貸し出し中に価格が下がると利息以上に損失が出る場合も

 

そこを加味した上で、どうするかを考えるのが醍醐味ですね!

ということで……

こんな人におすすめ!

・長期的に暗号資産を保有する予定の人

・売却せずに“利息”で稼ぎたい人

・毎日ちょっとずつ収益を得たい人

 

ステーキングとは?暗号資産を預けて報酬を得る仕組み

 

ステーキングとは?

 

暗号資産のステーキングとは、簡単に言うと「特定のブロックチェーンネットワークに暗号資産を預けることで、報酬(リワード)を受け取る仕組み」です。

レンディングと似ている部分もありますが、ステーキングはネットワークの運営やセキュリティに貢献するという役割が大きいのが特徴です。

たとえば、イーサリアム(ETH)では「バリデーター」という存在がトランザクションを承認していて、ステーキングはその活動を支える役割を果たしています。

ちなみに最近は、数%〜10%程度の年利が狙えるステーキング案件も珍しくありません。

「ただ保有しているだけ」よりも、資産を活用してコツコツ増やしたい人に向いています。

 

主なステーキングサービスと利率の目安

 

暗号資産のステーキングも、どのプラットフォームを使うかで条件が違います。

ざっくりとした例はこんな感じです。

 

サービス名 想定利率(年利) 特徴
Binance(バイナンス) 数%〜8%前後 取引所で簡単にステーキング。定期型・フレキシブル型が選べる。
Lido(リド) 4〜6%前後 分散型(DeFi)でステーキングできる。ETHステーキングの代表格。
Coinbase(コインベース) 3〜5%前後 信頼性が高い大手取引所で手軽に利用可能。
Bybit(バイビット) 5〜8%前後 キャンペーンによる高利率案件が出ることも。

※上記は参考目安です。

対象の暗号資産やマーケット状況によって利率は日々変動します。最新情報を必ずチェックしましょう!

 

ステーキングのリスクと注意点

 

ステーキングにも、やはりリスクがあります。

 

  • プラットフォームリスク:運営元の破綻やハッキングリスク
  • 資産ロックのリスク:ロック期間中に価格が暴落する可能性
  • ネットワークリスク:対象のチェーン自体にトラブルが発生する場合も

 

「ロック型」と「フレキシブル型(いつでも引き出せる)」があるので、自分の運用スタイルに合ったものを選びましょう。

ということで……

こんな人におすすめ!

・長期目線で暗号資産を保有する人

・少しでも資産を有効活用したい人

・ネットワークに参加して応援したい人

 

レンディングとステーキングの利回り・リスク比較

 

さて、レンディングとステーキングそれぞれの特徴を見てきましたが、結局どっちが良いのか気になりますよね。

ここでは、利回りとリスクの観点から、2つをざっくり比較してみましょう!

 

利回り比較

 

項目 レンディング ステーキング
想定利率(年利) 数%〜10%以上も狙えることがある 数%〜10%前後
傾向 高利回り案件も存在。ただしリスクに比例する 安定したリターンを狙いやすい

 

レンディングは、特にキャンペーンなどを活用すればかなり高い年利を得られるチャンスもあります。

一方、ステーキングは大きな変動が少なく、比較的安定した利回りを期待できる傾向です。

 

リスク比較

 

項目 レンディング ステーキング
プラットフォームリスク あり(貸し出し先の信用リスクも含む) あり(運営元やネットワークリスク)
資産ロックのリスク あり(期間中に資産を引き出せないことも) あり(特にロック型ステーキング)
その他のリスク 価格変動リスクも影響大 ネットワークトラブルやスマートコントラクトリスク

 

ざっくり言うと、レンディングの方が「信用リスク」に寄ったリスクが大きく、ステーキングは「ネットワーク側のリスク」がポイントになりやすいです。

 

レンディングとステーキング、それぞれに向いている人とは?

 

簡単に向き・不向きをまとめるとこんな感じです。

レンディングが向いている人

・少しでも高い利回りを狙いたい人

・中期目線(数か月単位)で運用を考えている人

・ある程度リスクを許容できる人

ステーキングが向いている人

・長期目線で暗号資産を保有する予定の人

・コツコツ安定収入を得たい人

・ブロックチェーンの仕組みや成長を応援したい人

 

まとめ

 

レンディングとステーキング、それぞれに魅力もリスクもあります。

レンディングは「比較的高い利回りを狙いたい人」、ステーキングは「資産を安定的に増やしたい人」に向いていると思います!

ちなみに、海外レンディングサービス(例:BlockFiやNexo)では、過去に破綻やトラブル事例もありました。

高利回りに釣られず、プラットフォーム選びは慎重にしたいところですね。

また、レンディング詐欺などの話もゼロではないので、信頼できるサービスを選ぶことが基本。

同様に、ステーキングでも過剰な高利回りをうたう怪しい案件には注意が必要です。

公式サイトやレビューをしっかりチェックしておくと安心ですね。

あと意外と見落としがちなのが、税金の話。

得られる利息は、基本的に「雑所得」として課税対象になる可能性があるので、確定申告のときに注意が必要です。

——こんな感じで、リスクも理解したうえで、自分に合った運用方法を選びましょう!

 

ちなみに、税金のことが気になった方はこちらもどうぞ。

 

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