ビットコインだけじゃない！暗号資産の代表的な種類とそれぞれの特徴

2025-04-11 2025-04-28

ハル

暗号資産の世界。

私も最初はビットコインしか知りませんでしたが、知れば知るほど種類が多すぎてどれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

実際、暗号資産はビットコインだけでなく、数千種類以上が存在しています。

全部を知るのは大変ですが、まずは大きくジャンルごとに分類して理解するのがオススメです。

ということで、今回は代表的な暗号資産をジャンル別に紹介し、それぞれの特徴や利用用途をわかりやすく解説します。

初心者から中級者まで、暗号資産をどう活用するか考える時の参考にしてくださいね！

この記事の目次

1 ビットコイン（BTC） – デジタルゴールドとしての役割
2 イーサリアム（ETH） – スマートコントラクト革命の中心
3 ステーブルコイン – 安定した価格で日常利用も可能
4 匿名通貨 – 高いプライバシーを誇る通貨たち
5 ミームコイン – ネタから生まれたコミュニティパワー
6 日本発の暗号資産 – 国産プロジェクトにも注目
7 その他の代表的な暗号資産まとめ
8 まとめ

ビットコイン（BTC） – デジタルゴールドとしての役割

ビットコインは言わずと知れた、暗号資産の代表格です。

2009年に登場して以来、すでに世界中で高い認知度を誇り、最も取引量が多い通貨です。

ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれ、金と同じように価値の保存手段として利用されています。

特徴

・発行上限が2100万BTC：供給量に限りがあり、インフレの影響を受けにくいとされている。

・分散型ネットワーク：中央管理者がいないため、政府や金融機関の影響を受けにくい。

・価値保存手段として利用：インフレや金融不安時に「デジタルゴールド」として注目される。

ビットコインはこれまでの法定通貨とは全く異なる仕組みで成り立っています。

上記とも重複しますが……

中央銀行が存在しない：ネットワーク全体で取引が検証され、国家に依存しません。
発行上限が決まっている：2100万枚の制限により、インフレのリスクを抑えています。
マイニング（Proof of Work）によって取引が承認される：安全性と公平性を担保。
ブロックチェーンにより取引履歴が公開・透明：不正や改ざんが極めて難しい仕組みです。

このように、従来の通貨の仕組みを根本から変える技術により、多くの投資家が暗号資産としてのビットコインを保有しています。

イーサリアム（ETH） – スマートコントラクト革命の中心

ビットコインが「価値の保存手段」であるのに対して、イーサリアム（ETH）は「スマートコントラクト」という技術を提供するプラットフォーム型暗号資産です。

この技術によって、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行することが可能になります。

特徴

・スマートコントラクトの実行：契約内容を自動で履行する技術。これにより、仲介者を介さずに契約が成立。

・NFTやDeFiとの相性抜群：NFT（非代替性トークン）やDeFi（分散型金融）の基盤として活用されている。

・イーサリアム2.0へのアップグレード：よりスケーラブルでエネルギー効率の良いネットワークを目指している。

イーサリアムの最大の魅力は、そのプラットフォームとしての可能性です。

スマートコントラクトを使ったアプリケーションが増え、今後の技術革新において重要な役割を果たす暗号資産です。

メルカリをイメージしてみてください。

商品を買った時は、商品が届いて評価すると、自動で出品者にお金が支払われる仕組みになっていますよね。

もしこれが、ブロックチェーン上でプログラムされていたら？

メルカリ運営を介さずに、確実でトラブルのない取引ができるということなのです。

ステーブルコイン – 安定した価格で日常利用も可能

ステーブルコインは価格が安定している暗号資産の一種で、主に1米ドル（USD）と連動する形で設計されています。

価格の変動が激しいビットコインやイーサリアムとは異なり、安定した価値を保つことができます。

主なステーブルコイン

・USDT（テザー）：最も取引量が多く、広く利用されている。

・USDC（USDコイン）：規制を遵守し、信頼性の高いステーブルコイン。

・DAI：分散型のステーブルコインで、ETHを担保に発行される。

ステーブルコインは決済や送金、投資ポートフォリオの一部として利用されることが多く、価格が安定しているため、企業や個人の間で日常的に使われています。

匿名通貨 – 高いプライバシーを誇る通貨たち

プライバシーを重視するユーザーには匿名通貨（プライバシーコイン）が人気です。

これらの暗号資産は、取引内容を隠す技術を搭載しており、誰がどのくらいの金額を送ったかを第三者が簡単に追跡できないようにしています。

主な匿名通貨

・Monero（XMR）：トランザクションの送信者、受信者、金額が全て隠されます。

・Zcash（ZEC）：ゼロ知識証明を用いて、取引内容を秘匿します。

匿名通貨はプライバシーを重視する人々や、一部の国々での規制回避を目的としたユーザーに利用されていますが、その匿名性ゆえに規制が強化されることもあります。

ミームコイン – ネタから生まれたコミュニティパワー

ミームコインは、元々ジョークやインターネットの文化から生まれた暗号資産です。

しかし、コミュニティの力で注目を集め、大きな価値を持つに至ったものもあります。

代表的なのはイーロンマスクも推しているDogecoin（ドージコイン）、そしてShiba Inu（シバイヌ）です。

特徴

・コミュニティ主導の成長：特にSNSでの盛り上がりにより価格が急上昇。

・投機的要素が強い：価格が非常に変動しやすいため、投資には注意が必要。

・決済手段として：ドージコインはオンラインショッピングなどで決済手段としても使われている。

ミームコインは価格が不安定なので、短期的な利益を狙う投資家に向いていますが、長期的な価値維持には疑問が残ることも。

日本発の暗号資産 – 国産プロジェクトにも注目

日本発の暗号資産には、NEM（ネム）やMONA（モナコイン）などがあり、国内外で一定の支持を集めています。

これらの暗号資産は日本のコミュニティと密接に関わっており、日本の投資家にはなじみ深いものが多いです。

主な日本発の通貨

・NEM（ネム）：経済的貢献度に基づくPoI（Proof of Importance）を採用し、

処理効率が高くスケーラビリティにも優れた設計が特徴。

・MONA（モナコイン）：日本国内で最も取引されている暗号資産の一つ。発祥は現５ちゃんねる。

世界的な注目度はそれほど高くないものの、地道に実績を積んでいるプロジェクトもある、といった感じです。

その他の代表的な暗号資産まとめ

ここでは、ビットコインやイーサリアム以外にも、世界中で注目されている暗号資産をご紹介します。

なんとなく聞いたことある！という銘柄の特徴を表にまとめてみました。

暗号資産名	説明
リップル（XRP）	国際送金に特化した高速トランザクションが特徴。銀行間送金の実用化を目指している。
ソラナ（SOL）	超高速処理と低コストを実現したプラットフォーム。NFTやDeFi分野でも活躍。
カルダノ（ADA）	学術的な研究をベースに開発された高信頼性ブロックチェーン。スマートコントラクト対応。
ポルカドット（DOT）	複数のブロックチェーンをつなぐクロスチェーン技術で注目されるプロジェクト。
アバランチ（AVAX）	高速取引と低手数料を両立する次世代ブロックチェーンプラットフォーム。
ライトコイン（LTC）	ビットコインを元に作られた高速送金型暗号資産。「デジタルシルバー」とも呼ばれる。
チェーンリンク（LINK）	現実世界のデータをブロックチェーンに取り込む「オラクル」技術を提供。
ステラ（XLM）	個人向け国際送金に強みを持つ暗号資産。リップルに似た設計思想。
ポリゴン（MATIC）	イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために作られたプラットフォーム。低コストで高速な取引を提供。
コスモス（ATOM）	相互運用性を重視したブロックチェーン。異なるチェーン同士をつなぐ「インターチェーン技術」が特徴。
アービトラム（ARB）	イーサリアムのスケーラビリティを向上させるためのレイヤー2ソリューション。高速で安価な取引を実現。